診療・受診について
スポーツ整形外科・手術について
基本的には手術をお勧めしています。以前は低活動レベルの方は手術しない選択もありましたが、長期的に半月板損傷・軟骨損傷から変形性膝関節症へ進行することが知られてきており、現在は年齢・活動性にかかわらず手術を勧めるケースがほとんどです。試合が近く手術が間に合わない場合など、例外もあります。
まずMRIで正確に診断し、患者さんと相談のうえ治療方針を決定します。
前十字靭帯は膝のねじれ・前後方向の動きをコントロールしています。損傷すると「膝崩れ(ガクッと力が抜ける)」が起こりやすくなり、繰り返すことで半月板・軟骨を損傷し、変形性膝関節症に進行するケースが多いです。
半月板・軟骨は現時点では再生が困難ですので、損傷させないことが重要と考えています。
残念ながら、膝関節内は靭帯の再生に非常に不利な条件となっています。切れた靭帯が元に近い位置にくっつくことはありますが、再生はしません。
症状が治まっても、膝は動くたびに不安定な状態が続いているため、半月板や軟骨の損傷が進行していきます。
確かに部分切除は復帰が早いです。ただし、半月板はクッション・スペーサー・バンパーの役割を担っており、むやみに切除することは長期的に膝に悪影響を与えます。
2011年頃から「Save the Meniscus(半月板を守ろう)」という考え方が世界的に広まっており、当院でも可能な限り縫合を優先します。縫合の場合、復帰までの時間は切除より長くなります。
超音波でリアルタイムに患部を確認しながら診断します。成長期特有の障害のため早期発見・早期治療が重要です。
野球肘は野球以外に体操・テニスでも起こります。早期なら保存療法、軟骨がはがれている場合は手術が必要です。
オスグット病は急激な成長による筋肉のタイトネスと四頭筋の反復する収縮が原因で、エコーで脛骨粗面(脛の出っ張り部分)の成長段階を確認しながら指導します。
骨粗鬆症・一般整形外科
はい、院内で迅速に骨密度測定(DEXA法、大腿骨と脊椎の2か所)を行うことができます。信頼性が高いHOLOGIC社HORIZON®を採用しています。
採血で骨代謝マーカーを調べて骨が作られにくいのか壊れやすいのかを確認し、状態に応じた薬を選択します。骨折する前に発見・治療することが大切です。閉経後の女性・高齢者だけでなく、軽い転倒などで骨折した方はぜひご相談ください。
はい、膝・肩などへのヒアルロン酸注射・ステロイド注射に対応しています。細い針を使い、痛みが少ないよう配慮しています。超音波ガイド下での注射も行っています。
近年、エコーによる膝関節周囲の痛みへの理解が進み、内側の痛みに対して内側靭帯と半月板の間にステロイド注射をすることもあります。
膝に水がたまるのは、滑膜炎や軟骨・半月板損傷があるためです。注射器で水を抜いても原因が改善しなければまたたまってきます。原因が改善するに従い、関節液は減少してきます。
正常な膝では約1mlですが、変形性膝関節症などでは20〜30mlの黄色透明の関節液がたまることが多く、膝の曲げ伸ばしで圧迫感が出てきます。水を抜くと症状は改善しますが、原因を調べて治療することが大切です。
変形性膝関節症に対してよくヒアルロン酸注射を行いますが、膝の外側から注射を行う方が安全性が高いため、通常は外側から行います。座位しかとれない方には前方から行うこともあります。
関節内は一つの袋状になっているため、安全性の高い場所から注射します。また、関節内のひだや脂肪組織にヒアルロン酸が入ると強い痛みが出るため、注意しながら行っています。針が貫通するときの痛みを軽減するため、当院では細い針を使用しています。
リハビリ・設備
レントゲン(デジタル撮影)、超音波検査2台(各診察室に1台)、MRI(富士フイルム製・AI搭載)、骨密度測定装置(DEXA法・HOLOGIC社HORIZON®)を備えています。超音波では靭帯・半月板・筋腱の損傷診断から関節内注射まで対応しています。
リハビリ室には干渉電流型低周波治療器・SSP療法・マイクロ波治療器・頚椎および腰椎牽引器・空圧マッサージ装置・膝関節屈伸装置・肩関節輪転運動器・上肢交互運動器・肋木などを備えています。
ご不明な点はお気軽にご相談ください
上記以外のご質問も、受付窓口またはお電話にてお気軽にお問い合わせください。