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① 疲労骨折とは

疲労骨折は、一回の大きな力ではなく、繰り返すストレスが骨に蓄積することで起こる骨折です。スポーツをしている方に多く見られます。

競技によって骨折しやすい部位(好発部位)が異なります。完全骨折になる前に発見して治療を行うことが重要です。

主な好発部位

第5中足骨(足の外側) 脛骨(すね) 腓骨 中足骨 腰椎(分離症) 肋骨 上腕骨

サッカー・バスケットボール・陸上・体操・野球・ホッケーなど、さまざまな競技で起こります。特に第5中足骨(Jones骨折)は難治性で手術が必要になることが多い疲労骨折として知られています。また、腰椎分離症も腰椎の疲労骨折です。

② 原因

疲労骨折の原因は、患者さん自身の要因と環境要因が組み合わさって起こります。

患者さんの要因

  • 短期間に集中したトレーニング
  • 筋力不足
  • バランスの悪さ
  • 柔軟性の低下
    (成長期に特に多い)

環境要因

  • 靴が合っていない
  • 負担のかかりやすい練習場
  • 練習量の急激な増加
  • 不適切なフォーム

⚠️ 成長期の選手は骨が未成熟だったり、身長の伸びに対して筋腱の伸びが悪いため体が硬くなりやすく、疲労骨折が起こりやすい時期があります。「成長痛」「シンスプリント」と思っていたものが疲労骨折だったというケースもあります。

③ 診断(レントゲン・MRI・エコー)

痛みのある部位をレントゲン撮影すると骨折線が確認できます。ただし発症早期は骨折線が見えにくいことがあります。

1

レントゲン

骨折線・骨の変化を確認します。早期は骨折線が見えにくい場合があります。発症から時間が経つと骨折部の修復反応(仮骨形成)が確認できます。骨折と修復を繰り返している場合は骨折部に骨硬化があることがあります。

2

MRI

発症早期の疲労骨折の診断に最も有効です。骨内の浮腫(むくみ)として早期から変化が現れるため、レントゲンで見えない段階でも診断できます。

3

超音波(エコー)

骨折部が体表に近い場合(脛骨・足部など)は超音波検査でも確認できることがあります。被ばくがないことで繰り返し検査できること、その場で確認できるなどの利点があります。

④ 治療方針

まず原因を取り除いたうえで、骨折部の安静(保存療法)または手術を行います。

保存療法(安静・免荷)

多くの疲労骨折は安静にすることで治癒します。足部の疲労骨折では体重をかけないようにする免荷(松葉杖など)が必要な場合があります。骨折部位・重症度に応じてギプスや装具を使用します。

手術療法

難治性の疲労骨折(第5中足骨Jones骨折・脛骨疲労骨折の一部など)や早期スポーツ復帰が必要な場合は手術を行います。骨折部にスクリューやワイヤーで圧迫力をかけることで骨癒合を促進し、力学的なストレスが集中しないようにします。

第5中足骨の疲労骨折(Jones骨折)は血流に乏しく保存療法では治りにくいことが多いため、スポーツ選手では手術を行うケースが多いです。

⑤ スポーツ復帰

レントゲンで骨癒合が確認できればスポーツ復帰しても問題ありません。

⚠️ 骨が癒合しても「原因」を取り除かないまま復帰すると再骨折のリスクがあります。

復帰までの期間に以下の取り組みを並行して行うことが重要です。

  • 柔軟性の向上(ストレッチ)
  • 筋力トレーニング
  • 靴・インソールの見直し
  • 練習量・練習環境の改善
  • フォームの修正

⑥ 当院での対応

当院での対応

  • 正確に身体所見を取り、院内オープン型AI搭載MRI・超音波検査で迅速に診断
  • 日本スポーツ協会公認スポーツドクターが診察
  • 難治性疲労骨折(Jones骨折など)の手術は福井総合病院にて院長が執刀
  • 手術後の回診・リハビリ・外来をシームレスに一貫対応
  • 予約不要・当日受診可

スポーツ中の骨の痛みでお困りの方へ

「成長痛かな」と思っていても疲労骨折の場合があります。
院内オープン型MRI・エコーで迅速に診断します。予約不要です。

電話0776-25-0099
受付時間:平日 9:00〜12:30 / 13:30〜18:30 木・土 9:00〜12:30
監修 院長 大橋義徳(整形外科専門医・医学博士・日本スポーツ協会公認スポーツドクター)
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